ゆれるおもい

正直に申し上げて 私は大してZARDって好きじゃなかったんだけど、
それでも90年代に若かりし日々を送った人間ですから、無意識のうちに「ゆれぇるぅ〜おもぉいぃ〜」とか「んまっけっなっいぃで」とか、口ずさむことも当然のようにあったわけですよ。

そんな程度しか関わり?がなかったけれど、やっぱり、なんていうか、ショックだよなあ。

時代を彩った人だもんなぁ。

で、たぶんこれからしばらく有線とかテレビとかから彼女の歌がいっぱい聞こえる時期があって、
チャートとかに入ったりして、
追悼盤とか出たりして、
未発表作品集とか出たりして、

しばらくしたら忘れられていって、

でも90年代特集の時には必ず紹介されたりして。

本人の意志のもう届かないところでいろいろなことが行われて。


時々あたしは、そういう物事とうまく距離が取れなくて、ぼんやりしてしまう。
そして何度目かの「もう彼女はこの世にいないんだ」に辿り着いて、あまりの遠さに途方に暮れるんだ。


安らかに。

ええ、先日BSで放送されたラーメンズの「TEXT」です。
本当はリアルタイムで観たかったのですが、翌日朝から仕事だったので、HDDに放り込んでおきましたの。

ああ、さすがラーメンズ
だけれども、やっぱり、当然といえば当然だけれど、
生のほうが面白かったな。

その日その日のステージや客席のノリがすごく重要な公演だから、そしてステージはナマモノだから、当然、私が観に行った回とは違うわけで。
そしてなによりも、初めてライヴで観たラーメンズの面白さには、どんなに高画質であろうともかなわないわけで。

そうは言っても、やっぱりおもしろいことには違いないんだけどね。
そして、繰り返し繰り返し見ることで、賢太郎の仕込んだいろいろなことを確認できるし、堪能できるし、その都度感嘆できるし。

でも、透明人間証明の話の、「…そんなおまえが好きだ」って、なかったな。あれすごい好きだったから残念。DVDにおまけでつけてくれないかなぁ。
でも、何度も何度もこの録画したのを見ているうちに、私がグローブ座で観た記憶と混ざっちゃって、というかあの日の記憶が塗りかえられちゃって、「そんなお前が好きだ」もあったこと、忘れちゃったりするんだろうな。というか、もうすでに記憶は塗り替えられ始めているのかもしれないな。いろんな部分で、少しずつ。私、具体的なレビューとか残してないし。

だけど断言できるのは、「あの日観たライブはめちゃめちゃ面白かった」ということ。そう、これだけは間違いない。これだけは忘れない。


…しかし、BSでの放送でなにが一番すごかったかっていうと、あれですよ、
そう、地震情報
あのテロップが出た瞬間、テレビの前の全国のラーメンズファンが一瞬にして撃沈したであろう姿を想像するだけでもう、それこそコントだと思った。(いや、もちろん地震のあった地域の皆様には大事な情報だから、大切なことだけれどね。)
「(賢太郎@モーフィング、風に)ぅをーいーー」とか、言っちゃって。
っていうか、ラーメンズ本人が一番ダメージ受けてたりして。「ぅをーいーー」って。
逆に、「うわっ、地震だ!!テレビ点けなきゃ!!…おや、この二人組は誰だ?」って地震をきっかけにラーメンズにはまっちゃった人とか、いたりしてね。


まぁ、なにを言ったって、ヘビーローテ確定ですよ。

やっとラーメンズ公式サイトの賢太郎ヴォイスが更新された。
わたくしのこのサイトも「ラーメンズ」「怪我」の検索でたどり着かれる方が多い昨今、
みんな心配してたんだよね、みんな待ってたんだよね。。

賢太郎ヴォイスでは怪我のことに触れておらず、それも彼らしいケジメのつけ方なのだろうと思いました。
片桐氏のタテ読みは、タテ読みっちゃぁタテ読みだけどどーなのそれ(笑)みたいになってましたが、もちろんアリですとも。

そしてスタッフヴォイスで、賢太郎氏のケガについて少しコメント。
その日のスタッフさんの、舞台裏での対処とかフォローとか判断とか、すごかったのだろうと思います。

そしてNHKBSで放送が決まったらしいです(WOWOWじゃないのね)。
公式には載ってなかったけど、某サイト様によると5月18日夜だとか。
楽しみです。泣きそうです。

===

賢太郎氏は舞台に立つことが少し怖くなってしまったりしていないでしょうか。
使い古された言葉だけれど、舞台には魔物が棲んでいるから。
だから、今回みたいなことって起こりうるのだと思います。
でも、賢太郎氏には、ラーメンズには、コントの神様がついているから、
安心して戻ってきてください。
私は、楽しみに待っています。

まだ書くか、私よ。

楽前に賢太郎氏が「右足の膝を」怪我した、とのウワサだったけれど、
某サイト様(当日、かなり良い席で賢太郎氏の真正面でご覧になってたらしい)の情報では
賢太郎氏の怪我は「左足の足首」だった様子。(「テーピングが見えた」とのこと)

…これがウワサの「リアル嘘」か…!!

どんだけエンターテイナーだ、賢太郎氏。
公式サイトの賢太郎ヴォイスは、未だ更新されず。

ラーメンズ「TEXT」追記2

賢太郎VOICEが更新されない。気掛かりで、出先でもチェックしてしまっている。
気掛かり・とは、もちろん怪我のこともあるけれど、どちらかというと賢太郎氏の精神状況が、だ。

賢太郎氏の無念を思えば思うほど、まるで自分のことのように心が痛む。…って、何様だ私(苦笑)
でも、そうなんだ。
おこがましいけれど、同じ演者として・役者として、舞台の上で自分の身体の統制が取れなくなることの恐怖−−その瞬間の、恐怖−−を考えると、もうそれだけでも泣きそうになるのに、
賢太郎氏は、自らが脚本を書き演出をし、細部にまでとことんこだわって今まで育ててきた、自分達の愛すべき作品の、ゴール直前での出来事。
もちろん、それ以外にも小さなミスとか不満とか、今までのツアー中にあったと思うけど、
たぶん、賢太郎氏にとって「自分自身の身体の故障」が原因で 一旦芝居を止めてしまったことは 大きなショックだったんじゃないかと、思う。
…あ、もちろん私は賢太郎氏の知人でもないし、ファン歴も浅いから、あくまで想像っていうか、妄想だけどね、
ものすごい完璧主義な気がするから。

コント中でも、アドリブのようにみせかけて全部あるいは少なくとも9割は台本通り・っていう気がするんだ。
膝の故障なんて絶対に彼の台本になかったはずだから、
なんていうか、もう…かける言葉もないくらい、参ってしまっているんじゃないかと、思う…妄想すると、ホント、こっちまで凹む。
っていうか、凹んでる。


だけど同時に、わかっている。
彼は、彼らは遠からず、次の作品に向かって動き始めるだろうと。
何故なら、彼は、彼らはプロだから。
感傷に浸っているヒマはない。
彼が自分の中で、あのアクシデント分を取り返すためにも、
きっと次の創作に入るはずだ。
もちろん、一度じっくり膝を治してほしいけれど、
私は、彼のリベンジを待っている。

そうそう、
多くのブログなどで、あの最後のコントの登場人物は「常盤」と「金村」と書かれているけれど、
個人的には「鐘村」じゃないかと、思っております。自信ないけど。→「カムパネルラ」って、「鐘」って意味だと聞いたことがあるから。。


札幌楽前に、賢太郎氏が怪我したとのウワサ。心配〜
っていうか、たぶん完壁主義(だと思われる)賢太郎氏本人が、一番辛かったんじゃないかな。
わざわざ上演中にコメント入れたり、次の日の開演前にアナウンスいれたりっていうのは
かなりの決断だったと思うし。


しかし、あれだな。
今回の賢太郎氏の怪我といい、
ALICEの時の片桐氏の卒倒といい、
本人達にとってはかなりのハプニングで、しかもけっこうきっついのに、
観客としては「見れてよかった!」とか、「見たかった!!」ていう気持ちがあるのも
本音だもんな。。
ええ、おいらは思いましたよ、「見たかった!!」って(きっぱり)。
ナマだからこその醍醐味っちゃあ、醍醐味なんですけど。
そのへん、残酷ですよね、人間って。


…あ、不幸を望んでいるわけではないですよ、もちろん。


なにはともあれ、DVD発売が楽しみ。