ラーメンズ「TEXT」追記2

賢太郎VOICEが更新されない。気掛かりで、出先でもチェックしてしまっている。
気掛かり・とは、もちろん怪我のこともあるけれど、どちらかというと賢太郎氏の精神状況が、だ。

賢太郎氏の無念を思えば思うほど、まるで自分のことのように心が痛む。…って、何様だ私(苦笑)
でも、そうなんだ。
おこがましいけれど、同じ演者として・役者として、舞台の上で自分の身体の統制が取れなくなることの恐怖−−その瞬間の、恐怖−−を考えると、もうそれだけでも泣きそうになるのに、
賢太郎氏は、自らが脚本を書き演出をし、細部にまでとことんこだわって今まで育ててきた、自分達の愛すべき作品の、ゴール直前での出来事。
もちろん、それ以外にも小さなミスとか不満とか、今までのツアー中にあったと思うけど、
たぶん、賢太郎氏にとって「自分自身の身体の故障」が原因で 一旦芝居を止めてしまったことは 大きなショックだったんじゃないかと、思う。
…あ、もちろん私は賢太郎氏の知人でもないし、ファン歴も浅いから、あくまで想像っていうか、妄想だけどね、
ものすごい完璧主義な気がするから。

コント中でも、アドリブのようにみせかけて全部あるいは少なくとも9割は台本通り・っていう気がするんだ。
膝の故障なんて絶対に彼の台本になかったはずだから、
なんていうか、もう…かける言葉もないくらい、参ってしまっているんじゃないかと、思う…妄想すると、ホント、こっちまで凹む。
っていうか、凹んでる。


だけど同時に、わかっている。
彼は、彼らは遠からず、次の作品に向かって動き始めるだろうと。
何故なら、彼は、彼らはプロだから。
感傷に浸っているヒマはない。
彼が自分の中で、あのアクシデント分を取り返すためにも、
きっと次の創作に入るはずだ。
もちろん、一度じっくり膝を治してほしいけれど、
私は、彼のリベンジを待っている。