プリマダム最終話。
第1話、第2話しか見てないことからもお判りのように、大して注目してたドラマでは全っ然ないんですが、最終話のバレエ発表会シーンが生中継ということだったので、見ました。


最初の頃「まさかね」と思ってはいたのですが、まさか本当に古田新太まで踊ることになっているとはね。そのへんはドラマ観ていなかったからいきさつは知らないけど、まぁもともと踊らせるつもりじゃないとあの役に古田新太はつかなかったよなぁという気も。なんにせよ、古田新太ファンのおいらとしては彼のバレエが見られればもうそれだけで今までのストーリーなんてどーでもいいんで(すいませんね、関係者の皆様!)。っていうか先が読めすぎだろ、このドラマ。


でまぁね、バレエは素敵よ。ドラマの進行上、「バレエの発表会」としては構成とかどうなの?とかつっこみどころは当然いっぱいだけど(そもそも20分で終わる発表会はないだろ…とか、あの少ない出演者数でなんであんなに客が集まるんだよ…とか)、それってドラマ相手に言ってもしょうがないしね。これは元来、おいらがドラマ向けの体質じゃないってことだ、ドラマ側に非はない、はず。


だってさぁ、神田うののバレエなんてそうそう観られないでしょ!松島トモ子が踊るとこだって!!
そして古田新太クラシックバレエなんて!!
…あ、黒木瞳ももちろん、ね。

最初だけ黒木瞳トウシューズ履いてたのかな?うのちゃんたちのポワントが観れなかったのは残念だけど(サテンシューズだったよね??)まぁしょうがない。
古田新太、やっぱりいいよねー。でもやっぱり最近太り気味じゃないですか?「目が合うだけで妊娠」(古いなぁ)の頃の彼の踊る姿を見たかった…


しかし生放送の古田新太、はしゃいでたな(笑)。開演前のアナウンスとか、アドリブ入ってたでしょ?でも客席からは笑いが起きることもなく、でも気にすることなく…みたいな微妙な空気が笑えた。


でもね、おいらは思ったんだ。
あの終わり方はないだろう??


バレエが終わって、拍手があって、その後。黒木瞳の挨拶。
あれは、ドラマではないよね?ただの、ドラマ関係者の挨拶、だよね?


黒木瞳が悪いんじゃなくて。あんな終わらせ方させたの誰だ?プロデューサーなのか演出家なのかおいらにはわからないけれど。
「ドラマ終わりですーいかがでしたか?」的なこと言ってたよね。
いいのかそれで?
ドラマはドラマとして最後までやりきるのが、ドラマじゃないのか?
あれは最後、ドラマの出演者たちの挨拶・だったよね。それでいいのか?
つまりあたしが言いたいのは、「あのシーンはドラマの最後として放送していいのか?」ということ。


放送後に、会場でやる分には全然かまわない。観に行ったお客さんだって喜ぶだろう。
でもあれは、放送するべきではなかった。
なぜならば、あれは「ドラマではないから」。
あたしにしてみれば、あれはストーリー中に殺された人が生き返ってにこにこ手を振っているのと同じだった。


ドラマならドラマらしく(出来、不出来はあるとしても)ドラマとして終わらせるべきだった。
あたしはそういうことが言いたいんだ。


ドラマなんだから非現実なことはわかっている。今までの展開だって、大して見てないあたしからしたってひどい作りだなぁと思ってた。そもそもストーリーなんて期待してなかった。たまにチラ見するのは、バレエシーンが観られればいいだけだった。
でもあの終わり方はひどい。生中継だということを強調したかったのかもしれない。そして「生中継だから」と観た人間もここにいる。
でもあたしはがっかりした。結局のところ、ドラマとして終わらなかったんだ。ドラマ自体が、「はい、今までのものは作り物でしたよー」とアピールして、終わった。
好みの問題かもしれない。いや、確実に好みの問題なのだろう。
しかし残念だった。せっかくバレエは、ワンシーンにしろ素敵だったのに。