まだ耳の奥がじんじん言ってる。
興奮冷めやらぬうちに、ライブレポートのふりをした覚書などを。


19:00OPEN&START。
19:20に代官山到着、連れと合流。WIRE05以来の再会。


荷物は駅のロッカーに預けて、いざ代官山UNITへ。
階段を2階分降りてライブフロアへ。
オープニングアクトで誰か(ごめん)回しているけれど、とりあえずドリンクを引き換えて連れと乾杯。飲み干してからフロアへ乗り込む。


自分はクラブの経験がないので(まぁここもクラブではないのだけれど)比べる対象が横浜アリーナというめちゃくちゃな基準なのだけれど、連れ曰く「Wombはもっともっと広い」とのこと。自分もせめて赤坂BLITZ(ってもうないんだっけ?)くらいを想像していたから、コンパクトな密着感にうれしくなってしまった。


とはいうものの、WIRE05の卓球の時に最前列付近で潰されかけたトラウマもあるので、狭いなら狭いなりに怖さもあったのは事実。ある程度の広さがあれば、ちょっと後ろのほうでのんびり踊ってられるけど、潰されて前も見えなくて(ちびっこだからさ!)息苦しくて…じゃ、踊れないどころかその場に集中できなくなってしまうから。


とか言いながら、前寄りのほうがむしろ空いているように見えたから、スキマを縫って前のほうへ。やっぱり、卓球の姿が見たかったから。
二人が立つであろうブースの中央(つまりステージの中央)にはMacのリンゴが光っている。


オープニングアクトの人(だからごめんってば)もなかなか良いのだけれど、やっぱりみんな「本番」に備えているのか、体力を温存しているように見える。あたしもゆるく踊っておく。そして体を音楽に馴染ませておく。


20時頃、InKの二人登場。二人は上手からさらりと現れる。派手な演出も照明もなく、とてもクールに。観客も、大歓声というほどではない程度の歓声で迎える。
そして音楽が始まる。


ほぼアルバムの曲。時々、知らない曲。
1曲終わったあたりで卓球が「こんばんはー、InKです」と一言。そのまま次の曲へとつながっていく。


Into The Soundで卓球のハイトーンヴォーカルを堪能。卓球は歌う直前マイクを掴むのだけど、そのときにすごくうれしそうな顔をする。あたしはそれを見てますますうれしくなる。


ウワサの「氷の世界」をやって、MC。
CDが出ました、すごい売れ行きでためらい傷が、ポイントカード、もうすぐ40ですよなど。


「この前大阪でもライブやったんですけど、大した盛り上がりもなく。まぁ今日も同じように大した盛り上がりもないんですけどね」って冗談なのか本気なのかこの時言っていたのだけれど、実際、今日のここまではおとなしめだったんだ。
あたしは二人が登場したらそこからもう後ろから押されて踊るどころじゃなくなってしまうことを覚悟していたんだけれど、意外にもみんなクールで。もちろん踊ってるんだけど、それぞれが自分のポジションを確保しつつ、他人のポジションの邪魔をせずにをわきまえている感じ。がつがつせず、あくまでその場の空気も含めて楽しんでいるような。


やっぱり代官山という立地も関係してたんじゃないかな?なんか、上品なんだよ、気取っているわけじゃなく。


おまけになんだか客席の音の響きがいい。わりとみんな静かに曲のつなぎを待っているようなことがあって、そのときちょっとした話し声が聞こえるんだ。だから客席から二人に向かって声をかけたり、MCに反応して返事したりするとちゃんと会話が成立する。だからより親密な空気を感じられる。フレンドリーな、仲間たちのライブ。一瞬、高校の文化祭の後夜祭でのライブを思い出すくらいだった。そして後から考えたら、この感じがken→goさんがブログで書いてた「肩肘張らない自然体」ってことだったのかぁって思った。そう、ゆるいって言葉もなんか適切じゃないなぁとは思っていたんだ。自然体。そうかも。


でも、BassLineから後は一気にアゲられてしまった。そこからはちょっと記憶がない。(続く)