以前お世話になった人が亡くなっていたことをネットで知る時のショック。


これには、いろいろな事情とか理由とかが関係している。
まず。「以前お世話になった」。つまり最近は疎遠であった。
次「亡くなっていた」。リアルタイムの「亡くなっ」という訃報ではなく、あくまでも遡っての情報。
それを「ネットで知る」。まぁこれは「以前」とも関係するんだけれど、つまり現在交流のない人だからこそ知る術がなかったということ。本人だけでなく、その人とあたしと、それらの周辺の人すべて含めて交流がなくなってしまったからこその状況。
そういうのをネットで見つけてしまうと、なんていうか、直接知らされる時のショックと種類の違う、むなしさのような情けなさのような無力感のような、そういうものも含まれた悲しみがあたしの体温を奪っていくのがわかる。
お通夜やお葬式に駆けつけることもできない(全て終わってしまった後だから)。かといって、今更お香典を送るほどの間柄でもない。ただ、「あの人はもう亡くなってしまっていたんだ」という事実を、取り込むだけ。大して親しくはなかったけれど、一時期(そう、それはほんの一瞬だった)一緒に動き、学ばせてもらった人。もういない。


お通夜とかお葬式とかで対面するのも、悲しいからイヤだけど。
その対面すら出来なかった、もう過ぎ去ってしまった人の死を悼むのも、つかみどころがなくてイヤ。