朝寝坊の着信。
知らない番号だけど、出てみると「もしもし?オレオレ」
半分寝た頭で、え、なに、誰?
「はい?」
「オレオレ」
…これって、オレオレ詐欺ってやつ??
一瞬、「え、ひょっとしてオレオレ詐欺ですか?」って訊こうかと思っちゃった。
ってゆーか、電話口の向こうでちゃんと名前言ってるのよ、
「オレオレ、マサキ(だかマサシだか)、オレ」って。でも音悪くてよく聞こえなくて。
友人の声に似てなくもないけど、マサキだかマサシだかとは全然似てない名前だし、しかもこのケータイの番号、教えてないし、かかってくるわけがないわけで。
で、
「えぇと…誰にかけてるんですか?」
こっちも寝ぼけてるから、「どちらにおかけですか?」なんて正しい日本語使う余裕もなくて。
「たぶん…、間違いじゃないかと、思うんですけど」
って、おいら、頭の悪いコみたいは話し方だよ。
でもやっとそれで相手も気付いたらしく、
「えっ、あぁ、すんません」
とか言って、終了。
本人、オレオレ詐欺に間違えられてることにも気付いてなかったんだろうなぁ。
いつもどおり、オレオレっていっちゃったんだろうなぁ。
いや、もしかしたらあれこそホントのオレオレ詐欺で、
おいらの応対があまりにも素(というかアホ)だったから退散したのだろうか。
謎は深まるばかり。
ところで「オレオレ詐欺」って言葉、こっぱずかしくて口にするのがためらわれるのはおいらだけだろうか?